北海道旅行で札幌以外を満喫!絶対行くべき観光名所を完全ガイド

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北海道旅行で札幌以外を満喫!絶対行くべき観光名所を完全ガイド

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北海道旅行で札幌以外の観光地を探しているけれど、あまりの広さにどこへ行けばいいか迷っていませんか。

広大な北海道には、有名な場所や観光地ランキングで常に人気を集めるスポットが数多く点在しています。

夏には息をのむような自然が広がり、観光スポット 冬には幻想的な景色が楽しめるなど、季節ごとに全く異なる魅力があります。

この記事では、絶対行くべき場所はもちろん、若者向けのフォトジェニックなスポットや、北海道でしかできないこと体験、そして絶対行くべきグルメまで幅広くご紹介します。

時折耳にする北海道三大がっかり観光地の真相にも触れながら、あなたの旅が最高の思い出になるよう、札幌以外の魅力を余すことなく解説します。

記事のポイント

  • 札幌以外のエリア別おすすめ観光スポットを詳しく紹介
  • 夏や冬など季節ごとの具体的な楽しみ方と注意点
  • 旅の計画に役立つローカルなグルメやアクティビティ情報
  • 広大な土地を効率よく周遊するためのモデルプランのヒント
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北海道旅行で札幌以外の魅力を徹底解説

  • 人気の観光地ランキング
  • 誰もが知る有名な場所
  • 北海道の絶対行くべき場所はここ
  • 若者向けのSNS映えスポット
  • 豊かな自然を満喫するスポット

人気の観光地ランキング

北海道には、札幌以外にも旅行者を惹きつけてやまない魅力的な観光地が数多く存在します。

どのエリアも独自の特色を持っており、訪れる人々に忘れられない思い出を提供してくれるでしょう。

ここでは、各種旅行口コミサイトや観光情報誌などで常に上位にランクインし、多くの旅行者から支持される人気のエリアを詳しくご紹介します。

不動の人気を誇り、常にランキングの頂点に立つのが「函館」

函館山から望む夜景は、香港、ナポリと並び「世界三大夜景」と称され、その宝石を散りばめたような輝きはまさに圧巻の一言。

特に空気が澄んだ冬の夜景は格別です。

また、異国情緒あふれる元町の教会群や旧函館区公会堂、幕末の歴史が息づく星形の城郭・五稜郭、そして早朝から活気に満ちる函館朝市で味わう新鮮な海の幸など、見どころとグルメがコンパクトなエリアに凝縮されている点も、多くの観光客に愛される理由です。

美しい田園風景で人々を魅了し続けるのが「富良野・美瑛」エリア

夏には丘一面が鮮やかな紫色に染まるラベンダー畑が広がり、その優しい香りは訪れる人々を癒やします。

また、美瑛の丘陵地帯は、様々な作物が植えられた畑が織りなす「パッチワークの路」や「パノラマロード」として知られ、まるで絵画の世界に迷い込んだかのようなドライブが楽しめます。

神秘的な青さが話題の「白金青い池」も、一度は見たい絶景として絶大な人気を誇っています。

手つかずの雄大な自然を求める旅人に絶大な支持を得ているのが「道東(知床・阿寒・釧路)」エリア

環境省のページでも紹介されている世界自然遺産・知床半島では、クルーズ船からヒグマやイルカ、クジラといった野生動物を観察できる可能性があります。

日本最大の湿原である釧路湿原の果てしない広がりや、アイヌ語で「神の湖」を意味する神秘の湖「摩周湖」など、自然が創り出した圧倒的なスケールの景観に、ただただ感動するばかりでしょう。

エリア別人気観光地 詳細まとめ
順位エリア主な見どころおすすめの季節エリアの特徴
1位函館函館山の夜景、五稜郭、元町の歴史的建造物、朝市通年(特に夜景が美しい冬)歴史的ロマンと美しい夜景、新鮮なグルメが凝縮された港町。
2位富良野・美瑛ラベンダー畑、白金青い池、パッチワークの路、四季彩の丘夏(6月~8月)美しい丘陵風景と色彩豊かな花畑が広がる、絵画のようなエリア。
3位道東エリア知床国立公園、釧路湿原、摩周湖、網走の流氷夏(自然散策)、冬(流氷)手つかずの大自然と野生動物の宝庫。自然の神秘と力強さを体感できる。

このように、北海道旅行は札幌だけにとどまりません。

歴史やロマンを感じながら美食に舌鼓を打ちたいなら函館、美しい田園風景に心癒されたいなら富良野・美瑛、そして大自然の驚異と神秘に触れたいなら道東エリアがおすすめです。

あなたの旅の目的に合わせて、最高の目的地を選んでみてください。

誰もが知る有名な場所

北海道には、その名を一度は聞いたことがあるような、日本を代表する有名な場所が点在しています。

これらのスポットは、長年にわたり多くの観光客を魅了し続けており、北海道の歴史や文化、自然の雄大さを象徴する場所と言えるでしょう。

初めての北海道旅行なら、まずはこれらの王道スポットから訪れるのがおすすめです。

筆頭に挙げられるのが、函館の「五稜郭」

江戸幕府が北方の防備のために造った日本初のフランス式星形要塞で、戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争の舞台となった歴史的な場所です。

隣接する高さ107mの五稜郭タワーに登れば、堀に囲まれた見事な星形の縄張りを一望できます。

春には約1,500本のソメイヨシノが咲き誇る北海道屈指の桜の名所となり、冬には堀の周囲が約2,000個の電球で星形にライトアップされる「五稜星の夢(ほしのゆめ)」が開催されるなど、四季折々の美しい姿も大きな魅力です。

ノスタルジックな雰囲気が漂う港町・小樽の象徴「小樽運河」

北海道開拓時代、港に停泊した大型船から荷物を運ぶために造られたこの運河沿いには、当時の面影を残す重厚な石造りの倉庫が立ち並びます。

現在はその多くがおしゃれなレストランやカフェ、ガラス工房、オルゴール堂として再利用されており、散策しながらショッピングやグルメを楽しめます。

夕暮れ時になると、63基のガス灯が灯り、水面に映る光がロマンチックで幻想的な空間を演出します。

誰もが知る有名な場所の一つ「旭川市旭山動物園」

動物が本来持つ能力や行動、生態を最大限に引き出して見せる「行動展示」のパイオニアとして、全国的な人気を博しています。

水中トンネルをまるで空を飛ぶように泳ぐペンギンや、円柱水槽を縦横無尽に泳ぎ回るアザラシ、豪快にプールへダイブするホッキョクグマなど、動物たちの躍動感あふれる姿に、子どもから大人まで時間を忘れて夢中になること間違いありません。

有名スポットを快適に楽しむためのヒント

これらの有名な場所は、観光シーズンには国内外から多くの観光客が訪れ、大変な賑わいを見せます。

特に連休や夏休み期間は混雑が予想されます。可能であれば平日に訪れるか、開園・開場直後の比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。

また、旭山動物園や五稜郭タワーのチケットは事前にオンラインで購入しておくと、券売所に並ぶ時間を短縮でき、スムーズに入場できます。

北海道の絶対行くべき場所はここ

広大な北海道の中でも、「もし一箇所しか行けないとしたら?」と問われた時に多くの人が名前を挙げるであろう、絶対行くべき場所が存在します。

それは、ただ美しいだけでなく、訪れる者の価値観や人生観にさえ影響を与えるほどの、強烈なインパクトと深い感動を与えてくれる場所です。

代表格が2005年に世界自然遺産に登録された「知床」

アイヌ語で「地の果て」を意味する「シレトク」が語源のこの半島は、流氷が育む豊かな海洋生態系と、ヒグマを高密度で頂点とする陸の生態系が密接に結びついていることが世界的に評価されています。

手つかずの原生林、ダイナミックな断崖絶壁の海岸線、そしてヒグマやエゾシカ、オオワシといった多種多様な野生動物が息づく、まさに自然の聖域です。知床五湖の散策路を歩けば、静寂な湖面に原生林と知床連山が映り込む神秘的な光景に出会えます。

また、ウトロ港から出航する観光船に乗って海上から断崖を眺めれば、陸路からはアクセスできない滝や、運が良ければ海岸線を歩くヒグマの親子の姿を目撃できるかもしれません。

精神的な次元で魅了してやまないのが、阿寒摩周国立公園にある「摩周湖」

アイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と畏敬の念を込めて呼ばれるこの湖は、世界有数の透明度を誇り、その吸い込まれるような深い青色は「摩周ブルー」と称されています。

周囲を高さ300〜400mの急峻なカルデラの壁に囲まれ、人の立ち入りを一切許さないその厳かな雰囲気が、湖の神秘性を一層高めています。

年間100日以上も霧に覆われ、その全貌をなかなか見せないミステリアスさもまた、この湖の大きな魅力の一つ。

霧が晴れた瞬間に現れる絶景は、まさに奇跡的で、展望台から静寂に包まれた湖を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいます。

大自然エリアを訪れる際の最重要注意事項

知床や摩周湖周辺は、市街地から大きく離れており、携帯電話の電波が届かない場所も少なくありません。

レンタカーでの移動が基本となりますが、ガソリンスタンドの数も限られているため、早めの給油を心がけましょう。

特に知床では、ヒグマの生息密度が非常に高いエリアです。

散策路を歩く際は、単独行動を避け、食べ物の匂いをさせない、音(熊鈴など)を出しながら歩くといった基本的なルールを必ず守ってください。

ヒグマの活動が活発な時期には遊歩道が閉鎖されることもあるため、訪れる前には必ず知床五湖公式サイトなどで最新の情報を確認することが絶対に必要です。

服装も、山の天候は非常に変わりやすいため、夏でも防水性のある上着や歩きやすいトレッキングシューズを準備しましょう。

若者向けのSNS映えスポット

せっかくの北海道旅行、思い出を素敵な写真に残して友人やフォロワーにシェアしたいと考える方も多いでしょう。

近年、若者を中心に人気を集めているのが、スマートフォンで撮影するだけで思わず「いいね!」を押したくなるような、SNS映えするフォトジェニックなスポットです。

加工アプリが不要なほど美しい、北海道ならではの色彩豊かな風景があなたを待っています。

筆頭は、美瑛町にある「白金青い池」

水面が神秘的なコバルトブルーに輝き、立ち枯れたカラマツが林立する風景は、非常に幻想的。

この不思議な青色は、近くの白金温泉地区から湧き出るアルミニウムを含んだ水と、美瑛川の水が混ざり合うことで生まれる「コロイド」という粒子が、太陽光を反射するために現れる現象だと言われています。

季節や天候、時間帯によって青の色合いが微妙に変化するため、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

特に風のない晴れた日の午前中は、水面が鏡のようになり、空と木々が映り込む美しいリフレクション写真を撮ることができます。

富良野にある「ファーム富田」も絶好の撮影スポット

夏のラベンダー畑はあまりにも有名ですが、ラベンダー以外にもポピー、カスミソウ、マリーゴールドなどが虹色の帯のように丘を彩る「彩りの畑」は、どこを切り取っても絵になります。

広大な敷地には様々なテーマの花畑があり、一日中いても飽きることがありません。

園内で販売されている淡い紫色が可愛らしいラベンダーソフトクリームを片手に、一面の花畑を背景に撮影するのが定番のスタイルです。

札幌から日帰りで行ける場所なら、「白い恋人パーク」

ヨーロッパの街並みを思わせるレンガ造りの建物や、丁寧に手入れされた英国風の庭園がとっても可愛らしくて、どこで撮ってもお洒落な写真になりますよ。

夏はバラが咲き誇り、冬期には約10万球の電飾が輝くイルミネーションが開催され、一年中ロマンチックな雰囲気を楽しめます。

お菓子作り体験もできるので、思い出作りにも最適です。

これらのスポットは、北海道の雄大な自然と人間の創造性が美しく融合した、唯一無二の場所です。

カメラやスマートフォンを片手に、あなただけの特別な一枚を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

豊かな自然を満喫するスポット

北海道の真髄は、何と言ってもその広大で手つかずの自然にあります。

都会の喧騒から完全に解放され、心ゆくまで大自然の中に身を置き、地球の力強い息吹を感じたいと考えるなら、最適なスポットが数多く存在します。

「釧路湿原国立公園」は、その代表格

面積約28,000ヘクタールは日本最大の湿原として知られています。

展望台から見渡す、地平線まで続くかのような水平的な景観は、他に類を見ない雄大さです。

この広大な湿原の中をゆったりと蛇行して流れる釧路川をカヌーでゆっくりと下る体験は、忘れられない思い出になるでしょう。

聞こえてくるのは、鳥のさえずりや風に揺れる葦の音、そしてパドルが水をかく音だけ。

目線が水面に近くなることで、湿原に咲く可憐な花々や、カワセミ、アオサギといった水鳥たちの営みを間近に感じることができます。

運が良ければ、国の特別天然記念物であるタンチョウや、岸辺で草を食むエゾシカの姿を見ることもできます。

2,000m級の山々が連なる「大雪山国立公園」

北海道の屋根と呼ばれ、自然を満喫するには最高の場所です。

日本で最も早く紅葉が訪れることで知られ、9月中旬には山全体が燃えるような赤や鮮やかな黄色に染め上げられます。

標高2,291mの主峰・旭岳にはロープウェイを利用すれば、標高約1,600mの姿見駅まで気軽にアクセスできます。

そこから1周約1.7km、1時間半ほどの散策路を歩けば、夏にはチングルマやエゾノツガザクラといった可憐な高山植物が咲き誇るお花畑や、今なお活動を続ける火山の噴煙を上げる噴気孔など、ダイナミックで変化に富んだ自然の姿を目の当たりにできます。

自然を満喫するための心構えと準備

これらの自然豊かなスポットを訪れる際は、自然環境への敬意と、しっかりとした準備が不可欠です。

動植物を採取したり傷つけたりしない、指定されたルート以外は歩かない、ゴミは必ず持ち帰るといった基本的なマナーを守りましょう。

また、天候が急変することに備えることも重要です。

特に大雪山のような高山帯では、夏でも気温が10℃以下になることがあります。

防水・防風性のあるジャケットやフリース、トレッキングシューズは必須です。

熊鈴を携帯して人の存在を知らせることも、ヒグマとの不意の遭遇を避けるために有効な手段です。

自然を敬う心と万全の準備があってこそ、安全に、そしてより深い感動を得られるはずです。

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北海道旅行で札幌以外の楽しみ方を深掘り

  • 夏におすすめの絶景スポット
  • 観光スポット 冬の楽しみ方
  • 北海道でしかできないこと体験
  • 絶対行くべきグルメスポット
  • 北海道三大がっかり観光地の真相
  • 北海道旅行で札幌以外の計画を立てよう

夏におすすめの絶景スポット

北海道の夏は、本州のうだるような暑さとは無縁の、爽やかな気候が最大の魅力です。

平均気温は20℃前後と非常に過ごしやすく、まさに観光のゴールデンシーズンと言えるでしょう。

この心地よい季節にこそ訪れたい、生命力にあふれた息をのむような絶景スポットを詳しくご紹介します。

夏の北海道を象徴する風景といえば、やはり富良野に広がる「ラベンダー畑」

例年7月中旬から下旬にかけて見頃のピークを迎え、なだらかな丘一面が美しい紫色に染め上がります。

ラベンダーの優しい香りに包まれながら紫の絨毯の中を散策すれば、日々の疲れが溶けていくようなリラックス効果を実感できるでしょう。

代表的なスポットである「ファーム富田」では、種類の違うラベンダー畑や色とりどりの花々が楽しめる「彩りの畑」など、広大な敷地に見どころが満載です。

また、中富良野町営の「北星山ラベンダー園」では、観光リフトに乗って眼下に広がるラベンダー畑と十勝岳連峰のパノラマを一望できます。

積丹(しゃこたん)半島で見られる紺碧の海、通称「積丹ブルー」

夏の日差しを浴びて輝くその海の色は、信じられないほどの透明度と深い青みを持ち、北海道の海の美しさを再認識させてくれます。

日本海に突き出た神威(かむい)岬や、断崖絶壁が続く島武意(しまむい)海岸の展望台から見下ろす景色は、まさに絶景。

美国(びくに)港から出航する水中展望船「ニューしゃこたん号」に乗れば、船底の窓から海中の様子を覗き見ることができ、積丹ブルーの透明度を実感できます。

運が良ければ、船の周りをジャンプするイルカの群れに遭遇することもあります。

夏の絶景を120%楽しむためのヒントと注意点

夏の富良野・美瑛エリアは、一年で最も観光客が集中するハイシーズンです。

特に週末の昼間は、主要な観光スポット周辺の道路や駐車場が大変混雑するため、時間に余裕を持った行動が求められます。

可能であれば平日に訪れるか、比較的人が少ない早朝の涼しい時間帯から活動を開始するのが賢明です。

また、北海道の夏は爽やかですが、日中は日差しが強いこともあります。帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテムです。

また、朝晩は少し冷え込むこともあるため、薄手の羽織るものを一枚持っていくと安心です。

これらのスポットは、北海道の短い夏が凝縮されたような、生命力と色彩にあふれた場所です。

爽やかな風を感じながら、この季節、この場所でしか見られない特別な絶景を心ゆくまで堪能してください。

観光スポット 冬の楽しみ方

厳しい寒さと深い雪に覆われる北海道の冬は、一見すると旅行には不向きな季節に思えるかもしれません。

しかし、その極寒の気候だからこそ生まれる、白銀の幻想的な風景や、心も体も温まる体験が数多く存在します。

冬ならではの楽しみ方を知れば、寒ささえも旅の素晴らしいスパイスに変わるはずです。

オホーツク海を白く埋め尽くす自然現象「流氷」

アムール川から流れてきた氷が、例年1月下旬から3月上旬にかけて網走や紋別、知床の沿岸に接岸します。

網走の「おーろら」や紋別の「ガリンコ号」といった砕氷船に乗船すれば、船体がガリガリと音を立てて分厚い氷を砕きながら進む、迫力満点のクルーズを体験できます。

見渡す限りの氷原の向こうから昇る朝日や、流氷の上で悠然と休むオオワシやアザラシの姿など、日常では決して見ることのできない、厳しくも美しい自然の営みに深く感動するでしょう。

上川町の「層雲峡温泉 氷瀑(ひょうばく)まつり」

石狩川の広大な河川敷に、約1万平方メートルの会場が広がる幻想的なお祭りです。

大小様々な氷の建造物が立ち並び、夜になると七色の光でライトアップされる様は、まるでおとぎ話の世界。氷の滑り台や氷瀑神社、週末には花火も打ち上げられ、寒さを忘れて楽しめます。

また、千歳市の「支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」も、日本有数の透明度を誇る支笏湖の水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた、大小様々な氷像が立ち並びます。

昼は自然光で青く輝き「支笏湖ブルー」と称され、夜はカラフルなライトに照らされて、幻想的な世界を創り出します。

冬の北海道旅行で最も重要な注意点:防寒と交通

冬の北海道の寒さは想像以上です。日中でも氷点下になることが多く、特に夜や早朝は-10℃以下に冷え込むことも珍しくありません。

保温性の高いインナー(ヒートテックなど)、フリースやセーター、そして防風・防水性に優れたダウンジャケットといった重ね着を基本に、耳まで覆える帽子、手袋、ネックウォーマーは必須です。

靴は、靴底に深い溝のある滑り止めが付いた、防水・防寒仕様のスノーブーツを用意しましょう。

また、雪道での車の運転は、凍結路面(ブラックアイスバーン)など危険が伴います。

国土交通省 北海道開発局のウェブサイトでも注意喚起されている通り、雪道運転に慣れていない場合は、無理をせず公共交通機関や観光バス、冬道に熟練したドライバーが運転するタクシーを利用することをおすすめします。

悪天候による飛行機の欠航やJRの運休も考慮し、スケジュールには十分な余裕を持たせることが大切です。

北海道でしかできないこと体験

北海道の広大な自然や独自の文化は、他では決して味わうことのできない特別な体験の宝庫です。

ただ景色を眺めるだけでなく、自ら体を動かし、五感でその土地の魅力を感じることで、旅の思い出はより一層忘れられない、色濃いものになります。

冬の道東を訪れるなら、「流氷ウォーク」

まさに究極のアドベンチャーと言えるでしょう。

保温性と浮力に優れた専用のドライスーツを着用するため、寒さや濡れる心配は全くありません。

インストラクターのガイドのもと、オホーツク海に浮かぶ流氷の上をザクザクと歩いたり、氷の隙間にぷかぷかと浮かんでラッコのような気分を味わったりすることができます。

目の前に広がる真っ白な非日常の世界と、氷がきしむ音、そして絶対零度の静寂。運が良ければ、「流氷の天使」と呼ばれるクリオネに出会えるかもしれません。

帯広市で世界で唯一開催されている「ばんえい競馬」

北海道ならではのユニークで熱い文化体験です。

体重1トンを超える巨大な「ばん馬」が、最大1トンにもなる重い鉄ソリを引いて、高さ1.6mの第二障害を含む直線200mのセパレートコースで力と持久力を競います。

サラブレッドの競馬とは全く異なる、その圧倒的な迫力には誰もが興奮するはずです。

騎手と馬が一体となって、息を切らしながら障害に挑む姿には、思わず「がんばれ!」と力強い声援を送りたくなります。

ファンは馬と一緒にコース脇を走りながら応援することもでき、その一体感も魅力です。

夏のアクティビティなら、釧路湿原でのカヌーツーリング

専門のガイドさんと一緒に、湿原の中をゆったりと流れる川をカヌーで進んでいきます。

エンジン音がしないので、鳥のさえずりや風の音をダイレクトに感じられます。

目線が水面に近くなるので、湿原の植物や水鳥を間近に感じられて、まるで自分が自然の一部になったような、静かで贅沢な時間を過ごせます。早朝の霧が出ている時間帯は特に幻想的です。

その他にも、洞爺湖やニセコの雄大な景色を眺めながら丘や森を散策するホーストレッキング、冬の凍った湖の上で楽しむワカサギ釣り、知床の原生林でヒグマやエゾシカの痕跡を探すネイチャーガイドウォークなど、季節ごとに多種多様なアクティビティが用意されています。

旅の計画にこうした「体験」を組み込むことで、北海道の魅力をより深く、立体的に感じることができるはずです。

絶対行くべきグルメスポット

豊かな大地と三方を海に囲まれた北海道は、まさに「食の宝庫」。

その土地でしか味わえない、鮮度抜群の食材を求めて旅をするのも、北海道旅行の大きな醍醐味です。

ここでは、その地域ならではの味を堪能できる、絶対行くべきグルメスポットを厳選してご紹介します。

海産物の聖地として外すことができないのが、函館の「函館朝市」

函館駅のすぐ隣というアクセスの良さも魅力で、早朝から威勢の良い声が飛び交う市場には、その日の朝に水揚げされたばかりの魚介類が所狭しと並びます。

市場内の食堂で味わう海鮮丼は格別の美味しさですが、特に函館名物の透き通るような身が美しい「活イカ」は必食。

生簀から上げたばかりのイカは、醤油をかけると足が動くほどの新鮮さです。

自分でイカを釣って、その場でさばいてもらえる「活いか釣り堀」は、味はもちろん、エンターテイメント性も抜群です。

夏の短い期間だけに許される究極の贅沢が、積丹半島の「生うに丼」

積丹のウニ漁は6月から8月下旬までと期間が限られており、この時期に合わせて多くの専門店がオープンします。

積丹産のウニは、ミョウバンを使わずに塩水だけで保存されることが多く、雑味が一切なく、口の中に入れるととろけるような濃厚な甘さと磯の香りが広がります。

その日の漁模様によっては提供されないこともあるため、まさに一期一会の味。

この味を求めて、全国から美食家たちが集まります。

酪農と農業の王国・帯広を代表するソウルフード「豚丼」

海産物だけが北海道のグルメではありません。

甘辛い特製の醤油ダレをたっぷりと絡めて炭火で香ばしく焼き上げた厚切りの豚ロース肉が、ホカホカのご飯の上にこれでもかと乗せられています。

シンプルながらも、肉の旨味、タレのコク、炭火の香りが三位一体となったその味わいは、多くの人々を虜にしています。

店ごとにタレの味や肉の部位、焼き方が異なるため、お気に入りのお店を見つけるのも楽しみの一つです。

エリア別「必食」ご当地グルメ詳細
エリア名物グルメ特徴と楽しみ方旬の時期
函館活イカ刺し・海鮮丼朝市で味わう獲れたての新鮮さが魅力。特にイカは夏が旬で、その透明感と食感は別格。イカ:6月~12月
積丹生うに丼6月~8月限定。とろけるような甘さが特徴の極上品。ムラサキウニとバフンウニの2種類がある。6月~8月
帯広豚丼甘辛いタレで焼いた厚切り豚肉がご飯と相性抜群。店ごとの味の違いを楽しむのも一興。通年
釧路勝手丼・炉端焼き市場で好きなネタをご飯に乗せる「勝手丼」や、新鮮な魚介を炭火で焼く「炉端焼き」が名物。通年
富良野オムカレー地元産の米、卵、野菜、肉、そして「ふらのワイン」を使ったカレーなど、ルールに則ったご当地グルメ。通年

これらのグルメは、北海道の豊かな風土と食文化を直接感じられるものばかりです。

旅の計画には、ぜひこれらのグルメスポットを組み込んで、心もお腹も満たされる最高の旅にしてください。

北海道三大がっかり観光地の真相

旅行の計画を立てる際、インターネットの口コミなどで「がっかりスポット」という言葉を目にすると、訪れるのをためらってしまうものです。

特に北海道では、まことしやかに「日本三大がっかり名所」の一つとして札幌市内にあるいくつかの観光地が挙げられることがあります。

しかし、それは本当に「がっかり」なのでしょうか。

ここでは、その真相と、その場所の本当の価値を120%楽しむための視点をご紹介します。

最もよく名前が挙がるのが、国の重要文化財にも指定されている「札幌市時計台」

がっかりと言われる主な理由は、「写真で見た広大な風景の中にあるイメージと違い、ビルに囲まれていて窮屈」「想像していたより小さかった」といった、周囲の景観とのギャップからくるものです。

確かに、高層ビルが立ち並ぶオフィス街の中心に位置しているため、その点は事実かもしれません。

でも、建物の外観だけを見て、数分で立ち去ってしまうのは本当にもったいないです!

ぜひ、200円の入館料を払って中に入ってみてください。館内は歴史資料館になっており、この建物が北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として、クラーク博士の提言によって建てられた歴史や、北海道開拓の歩みを深く学ぶことができます。

140年以上もの間、市民に正確な時を知らせ続けてきた時計の重みと、開拓者たちの情熱に触れると、この建物の本当の価値が見えてきます。

文化庁の国指定文化財等データベースにもその価値が記されています。

市民の憩いの場である「大通公園」

「ただの細長い公園だった」という声が聞かれることがあります。

確かに、イベントが何もない日に訪れると、そう感じてしまうかもしれません。

しかし、この公園の真価は、市民の日常生活に溶け込んでいる点と、四季折々のイベントの舞台となることで発揮されます。

冬には世界的に有名な「さっぽろ雪まつり」のメイン会場となり、夏には国内最大級の「ビアガーデン」、秋には道内各地の旬の味が集結する「オータムフェスト」で大変な賑わいを見せます。

イベント開催時に訪れると、ただの公園ではない、札幌の文化と活気の中心地としての一面を存分に感じることができます。

イベントがない時期でも、名物の「とうきびワゴン」で焼きとうもろこしを片手にのんびり過ごす時間は、札幌市民の日常を垣間見る貴重な体験です。

これらのスポットは、訪れる前の期待値の持ち方や、訪れるタイミング、そして「何を見るか」という視点次第で、その印象が大きく変わります。

「がっかり」という先入観にとらわれず、その場所が持つ歴史的背景や文化的な役割に目を向けることで、単なる写真撮影の対象から、北海道の歴史を物語るかけがえのない遺産へと見え方が変わるはずです。

北海道旅行で札幌以外の計画を立てよう

  • 北海道旅行は札幌以外にも函館・富良野・道東など魅力あふれるエリアが多い
  • 人気の観光地ランキングでは歴史と夜景の函館や美しい風景の富良野・美瑛が常に上位
  • 五稜郭や小樽運河、旭山動物園は知名度も高く誰もが楽しめる有名な場所
  • 世界自然遺産の知床や神秘的な摩周湖は北海道の自然の真髄を感じる絶対行くべき場所
  • 若者向けには美瑛の青い池やファーム富田などSNSでシェアしたくなるスポットが人気
  • 釧路湿原でのカヌーや大雪山国立公園でのハイキングで豊かな自然を満喫できる
  • 夏には富良野のラベンダー畑や積丹ブルーに輝く海が最高の絶景を見せてくれる
  • 冬には網走の流氷や層雲峡の氷瀑まつりなど寒さを活かした幻想的な楽しみ方がある
  • 流氷の上を歩く流氷ウォークや迫力満点のばんえい競馬など北海道でしかできないこと体験も豊富
  • 函館朝市の海鮮丼や積丹の生うに丼などその土地ならではの絶対行くべきグルメは外せない
  • 北海道三大がっかり観光地も歴史的背景やイベント開催時を狙うことで魅力的な場所に変わる
  • 1週間などの長期旅行でもエリアを絞って計画することが満足度を高めるコツ
  • 広大なエリア間の移動には時間がかかるためレンタカーの利用が効率的だが冬道運転には細心の注意が必要
  • 訪れる季節の気候をしっかり調べ、適切な服装(特に冬の防寒対策)を準備することが重要
  • 人気の観光スポットやアクティビティは混雑を避けるため事前の予約を検討する
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yoyo

運営者Yoyoです。道南ゆかり、家族と愛犬と北海道の四季を楽しみながら、はじめてでも迷わない旅づくりをお手伝いしています。移動時間の目安、服装・持ち物、子連れの工夫など“現実的でムリのない”コツをやさしく解説。天気・運行・イベントは公式情報への導線で最終確認。地元目線の寄り道スポットや混雑を避ける時間帯も少しずつ更新中。旅の不安が「楽しみ」に変わるよう、ていねいに情報を整えています。

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