北海道旅行を計画する際、「おすすめの時期はいつだろう?」「せっかくなら美味しい食べ物を逃したくない!」と考える方は非常に多いでしょう。広大な北海道は、季節によってまったく異なる表情を見せるため、北海道のベストシーズンが5月なのか、それともラベンダーが咲き始める6月なのか、判断が難しいところです。
また、北海道グルメは何月がおすすめなのか、特に北海道旅行のハイライトとも言える海鮮の時期はいつが最適なのか、具体的な疑問も尽きません。北海道の5月の旬の食べ物から、6月、7月、そして8月の旬の食べ物まで、それぞれに捨てがたい魅力があります。
ジンギスカンを食べるならいつがベストなのか、というピンポイントな悩みもあるかもしれません。
さらに、旅の快適さや予算を左右する「北海道の観光客は何月が多いのか」、逆に「北海道旅行の時期で安いのはいつなのか」も、計画を立てる上で非常に重要なポイントです。この記事では、これらのあらゆる疑問に網羅的にお答えします。
北海道旅行のおすすめの時期と食べ物について、季節ごとの気候、旬のグルメ、そして観光の混雑度や費用面から、あなたにとってのベストシーズンを見つけるお手伝いをします。
記事のポイント
- 北海道の春から夏(5月〜8月)にかけての気候、服装、旬のグルメ
- ウニ、カニ、ジンギスカンなど主要北海道グルメの最も美味しい時期
- 観光客の混雑がピークになる時期と、それを避ける方法
- 航空券やホテル代を含めた旅行費用が安くなる狙い目の時期
北海道旅行でおすすめの時期と食べ物(春〜夏)
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- 北海道のベストシーズンは5月から?
- 北海道の5月に旬を迎える食べ物
- 北海道のベストシーズン、6月の魅力
- 北海道の6月に旬を迎える食べ物
- 北海道の7月に旬を迎える食べ物
- 北海道の8月に旬を迎える食べ物
北海道のベストシーズンは5月から?
結論から言うと、5月の北海道は、観光のベストシーズンの一つとして強くおすすめできます。
最大の理由は、長く厳しい冬がようやく終わりを告げ、多くの地域で雪解けが完了し、気候が非常に安定し始めるためです。本州よりも1ヶ月以上遅れて本格的な春が訪れ、ゴールデンウィークの時期には桜前線が道南の函館から道央の札幌へと到達します。
函館の五稜郭公園では星形の城郭を縁取る桜が見事ですし、札幌の円山公園ではソメイヨシノだけでなく、色の濃いエゾヤマザクラも楽しめます。5月中旬以降になると、東藻琴(ひがしもこと)の芝桜公園のように、丘一面がピンク色に染まる圧巻の芝桜も見頃を迎えます。
5月の日中の気候は、汗ばむことのない爽やかな陽気で、まさに「快適」の一言です。しかし、朝晩はまだ肌寒い日も少なくありません。特に5月下旬頃、札幌のライラック(リラ)が咲く時期に一時的に寒さが戻ることがあり、これは地元で「リラ冷え」と呼ばれています。
そのため、旅行の際はパーカーやジャケット、薄手のコートなど、簡単に着脱できる羽織ものは必須アイテムと言えるでしょう。日中は暖かくても、夜の冷え込みに備える服装が賢明です。
4月下旬の注意点:雪解けのぬかるみ
旅行費用を抑えるために4月を選ぶ方もいますが、特に上旬から中旬は、まだ雪解けが完全には終わっていない地域も多い点に注意が必要です。場所によっては日陰に雪が残り、路面が雪解け水でぬかるんで足元が非常に悪くなることも。
観光地を快適に散策するには、地面が乾き、足元を気にせず歩ける5月以降が断然おすすめです。
5月に入ると、札幌では「さっぽろライラックまつり」が開催され(例年5月中旬頃)、帯広周辺では可憐なスズランも咲き始め、本格的な観光シーズンの幕開けを感じさせてくれます。
北海道の5月に旬を迎える食べ物

5月の北海道は、春の訪れを告げる力強い大地と海の恵みが魅力です。雪解け水で滋養を蓄えた旬の食材が、一斉に市場に並び始めます。
まず注目したいのが、野菜の王様とも言われるアスパラガスです。春の北海道は、日中と朝晩の寒暖差が非常に激しいため、植物は凍結を防ごうと体内に糖分をたっぷりと蓄えます。
この厳しい気候のおかげで、本州のものとは比べ物にならないほど太く、柔らかく、そして驚くほど強い甘みを持つアスパラガスが育ちます。産地で味わう採れたてのアスパラガスは、シンプルに茹でたり焼いたりするだけで、その味の濃さや香りの違いに驚くはずです。
山菜では、行者ニンニク(アイヌネギ)が旬を迎えます。ニンニクよりも強烈とも言われる独特の香りとシャキシャキとした食感が特徴で、スタミナ満点。地元の人は、ジンギスカンと一緒に焼いたり、卵とじや醤油漬けにしたりして、春の活力を得ています。
ただし、香りが非常に強いため、食べるタイミングには少し注意が必要かもしれません。
5月の海産物:流氷明けの毛ガニ
そして、海産物で絶対に見逃せないのが「海明け(うみあけ)」の毛ガニです。冬の間、厚い流氷に閉ざされていたオホーツク海は、4月頃に流氷が北へ去ると、一斉に漁が再開されます。
この流氷は、シベリアから豊富なミネラルやプランクトンを運んできます。その栄養をたっぷりと吸収して育った毛ガニは、身がぎっしりと詰まり、カニ味噌も濃厚かつクリーミー。まさに春の北海道でしか味わえない、格別な味覚と言えるでしょう。
冬のイメージが強い毛ガニですが、この春の「海明けガニ」を最高と評する食通も少なくありません。
北海道のベストシーズン、6月の魅力
北海道の6月は、「初夏」と呼ぶにふさわしい、一年で最も過ごしやすいベストシーズンの一つです。
最大の理由は、本州が梅雨入りしジメジメとした気候になるのに対し、北海道には基本的に梅雨がないことです。(※近年は「蝦夷梅雨」と呼ばれる、ぐずついた天気が続くこともありますが、本州の梅雨とは全く異なり、数日程度で終わることがほとんどです。)
湿度が低く、空気はカラリと乾燥しているため、日差しがあっても木陰に入れば涼しく、非常に爽やかな気候が続きます。
気温も安定し、日中はTシャツ一枚で過ごせる日も増えてきます。もちろん、朝晩や天候が崩れた日は冷え込むこともあるため、薄手の羽織ものは引き続き必要ですが、旅行の荷物は最もコンパクトにできる時期かもしれません。
紫外線は強くなってくるため、日焼け止めや帽子の対策は忘れずに行いましょう。
6月の見どころとアクティビティ
この時期は、富良野や美瑛でのラベンダーシーズンには少し早いですが(早咲きの品種は咲き始めます)、新緑が一年で最も鮮やかで美しい時期です。どこまでも続く緑の丘や牧草地は、レンタカーでのドライブやサイクリングに最適。
また、春先の雪解け水が落ち着き、川の水量が安定してくるため、ニセコなどでのラフティングにも絶好の季節となります。
札幌市内では、6月上旬に「YOSAKOIソーラン祭り」が開催され、全国から集まった踊り子たちの熱気で街全体が包まれます。また、5月から続く「さっぽろライラックまつり」も上旬まで楽しめます。
北海道の6月に旬を迎える食べ物

気候が最高になる6月は、いよいよ北海道の海の幸が本格化する時期でもあります。グルメファンにとっては、夏の王様「ウニ」の漁が解禁されるという点で、絶対に見逃せない月となります。
特に日本海側に位置する積丹(しゃこたん)半島や、日本最北端の利尻島・礼文島では、6月からムラサキウニ(地元では「ノナ」とも呼ばれます)の漁が始まります。これらの地域のウニは、栄養豊富な最高級の昆布(利尻昆布など)を主食にして育ちます。
そのため、雑味が一切なく、口に入れた瞬間に消えてなくなるような、とろけるような上品な甘みが特徴です。
ミョウバン不使用の贅沢
ウニは鮮度が命です。ミョウバン(形崩れを防ぐための添加物)を一切使用していない、獲れたての新鮮な「生ウニ丼」は、この時期に現地でしか味わえない究極の贅沢です。
ウニ独特の臭みや苦みがまったくないため、ウニが苦手だった人がここのウニを食べて大好きになった、という話も頻繁に聞かれます。この味を知ってしまうと、他のウニが食べられなくなるかもしれません。
前述の通り、5月から引き続きアスパラガスも美味しい時期です。また、春に旬を迎えたオホーツク海の毛ガニも、6月まで楽しむことができます。
北海道の7月に旬を迎える食べ物
7月は、北海道の夏を代表する味覚が勢揃いする、まさにグルメのピークシーズンと言えます。観光面でも富良野のラベンダーが最盛期を迎え、一年で最も華やかな季節です。
まず、6月から始まったウニ漁が最盛期を迎えます。ムラサキウニに加え、「バフンウニ」(地元では「ガンゼ」とも呼ばれます)も本格的に漁期に入ります。
バフンウニはムラサキウニよりも小ぶりですが、その身は鮮やかなオレンジ色で、非常に濃厚な甘みとコクを持つのが特徴です。この「白(ムラサキウニの上品な甘さ)」と「赤(バフンウニの濃厚なコク)」の食べ比べができるのは、夏の北海道ならではの最高の楽しみです。
そして、北海道の夏の代名詞であるメロンが、出荷のピークを迎えます。「夕張メロン」や「富良野メロン」に代表される赤肉メロンは、芳醇な香りとジューシーでとろけるような甘さが特徴です。
産地に近い直売所では、規格外品などをお得に購入できることもあり、メロンを丸ごと使ったソフトクリームやパフェなどの豪華なスイーツも豊富に登場します。この時期にしか味わえない、完熟メロンの贅沢な味わいは格別です。
野菜では、新じゃがが収穫され始めます。
「きたあかり」や「男爵いも」など、採れたての新じゃがは、水分を多く含み、ホクホク感が格別。シンプルに皮ごと素揚げにしたり、バターをたっぷり乗せた「じゃがバター」にしたりするだけで、素材そのものの美味しさが際立ち、主役級の逸品となります。
北海道の8月に旬を迎える食べ物

8月は、7月から続く夏の味覚に加え、さらに北海道らしい食材が目白押しとなります。お盆休みと重なり、観光客の数もピークを迎える月です。
食の主役は、なんといってもトウモロコシです。北海道では「とうきび」と呼ばれ親しまれています。「ピュアホワイト」のような、糖度が非常に高く生でも食べられる驚異的な甘さの白い品種や、定番の黄色い品種「ゴールドラッシュ」などが旬を迎えます。
観光地の大通公園などで食べる、香ばしい醤油の香りがたまらない「焼きとうきび」や、シンプルに塩ゆでした「茹でとうきび」は、夏の北海道観光の合間にぜひ味わいたい一品です。その甘さは、野菜というよりもフルーツに近い感覚です。
観光面では、富良野や美瑛のラベンダーの見頃は7月末でほぼ終わってしまいますが、代わりに北竜町の「ひまわりの里」などで、日本最大級となる200万本のひまわり畑が見事な景色を迎えます。(参考:北竜町ポータル ひまわりの里)
一面が黄色に染まる光景は圧巻で、夏の終わりの北海道を象徴する風景です。
海産物では、スルメイカが函館などの道南で旬を迎えます。水揚げされたばかりの新鮮なイカは身が透き通っており、そのコリコリとした食感の「イカ刺し(イカソーメン)」は、夏の北海道ならではの味覚です。生姜醤油でさっぱりといただくのが定番です。
北海道旅行のおすすめ時期と食べ物(総合)
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- 北海道旅行で海鮮を楽しむ時期
- ジンギスカンを食べるならいつがベストか
- 北海道グルメは何月がおすすめか
- 北海道の観光客は何月が多い?
- 北海道旅行の時期が安いのはいつか
- 北海道旅行のおすすめ時期と食べ物まとめ
北海道旅行で海鮮を楽しむ時期
結論として、北海道では一年中なにかしらの海鮮が旬を迎えていますが、あなたの目的の海鮮によってベストシーズンは全く異なります。
なぜなら、北海道は日本海、太平洋、オホーツク海という、それぞれ特性の異なる3つの海に囲まれており、獲れる魚介類の種類や旬の時期が、地域によって非常に多様なためです。
北海道庁の発表でも、ホタテガイ、スケトウダラ、ホッケ、サケ、サンマ、コンブなどが全国1位の生産量を誇るなど、その豊かさがわかります。(出典:北海道庁 道産水産物特設ページ「知って応援!北海道」)
ご自身の「これだけは食べたい!」という海鮮の時期に合わせて、旅行シーズンを選ぶのが最も満足度が高くなります。主な海産物の旬の時期を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
| 海産物 | 主な旬の時期 | 主な産地・特徴 |
|---|---|---|
| ウニ (ムラサキウニ・バフンウニ) | 6月~8月(夏) | 積丹、利尻、礼文。昆布を餌にし甘みが強い。この時期がダントツでおすすめ。 |
| 毛ガニ | 4月~6月(春) 11月~3月(冬) | 春はオホーツク海(海明け)、冬は太平洋沿岸(白老など)。ほぼ通年楽しめる。 |
| タラバガニ | 4月~6月(春) 9月~10月(秋) | 稚内など。春と秋の2回旬があります。年末のイメージが強いですが、実は冬は旬から外れます。 |
| 花咲ガニ | 7月~9月(夏) | 根室(花咲港)など道東限定。濃厚な味わいが特徴。 |
| 秋鮭・いくら | 9月~10月(秋) | 知床、羅臼など道東・道北。産卵のため川に戻ってくる鮭。いくらの醤油漬けが最高。 |
| ホタテ | 6月~8月(夏) 12月~3月(冬) | 夏はオホーツク海(猿払など)、冬は内浦湾(噴火湾)。養殖ものは通年流通。 |
| 牡蠣 | 11月~3月(冬) | 厚岸、サロマ湖。冷たい海で育ち、身が締まり濃厚。 |
| スルメイカ | 7月~10月(夏~秋) | 函館。夏の「イカ刺し」が有名。 |
海鮮丼や寿司のベストシーズンは?
様々なネタが旬を迎え、脂がのる冬(11月~3月)は、カニ、牡蠣、ホタテ、タラ(白子)など、新鮮な魚介類をまとめて楽しむのに最適です。
しかし、「ウニ」を最優先の目的にするのであれば、間違いなく夏(6月~8月)がベストシーズンとなります。
ジンギスカンを食べるならいつがベストか

ジンギスカンは、札幌市内などに多くの専門店があり、高品質な羊肉(ラム・マトン)が通年流通しているため、結論としては一年中美味しく食べられます。
冷凍技術やチルド(冷蔵)輸送の発達により、季節を問わず、臭みが少なく柔らかい新鮮なラム肉を、オーストラリアやニュージーランドから安定して輸入・提供できる環境が整っています。
しかし、北海道の地元民(道民)の感覚として、ジンギスカンが最も盛り上がるのは「春から夏(4月~8月)」の屋外で楽しむシーズンです。
春になって暖かくなると、公園(札幌の円山公園など)やキャンプ場、さらには一般家庭の庭先で「ジンパ(ジンギスカンパーティー)」を開くのが、北海道の春夏の風物詩なんです。
桜やライラックを見ながら、あるいは夏の突き抜けるような青空の下で、仲間とワイワイ楽しむ屋外のジンギスカンは、味も雰囲気も格別ですよ。
また、春(4月~5月)の時期には「スプリングラム」と呼ばれる、生後間もない特に臭みの少ない仔羊肉が出回ることがあります。これを特別に提供する専門店もあり、この時期ならではの希少な味覚として楽しむ人もいます。
北海道グルメは何月がおすすめか
これは非常によくある質問ですが、結論としては「あなたの食べたいものが旬を迎える月」が、あなたにとってのベストシーズンとなります。
なぜならば、北海道は四季が明確で、季節ごとに主役となる食材がはっきりと入れ替わる「食の宝庫」であるためです。どの季節にも、他の季節にはない圧倒的な食の魅力が存在します。
季節ごとのおすすめグルメ(まとめ)
- 春 (4~6月): アスパラガス、山菜(行者ニンニク)、海明けの毛ガニ、ウニ(6月~)
- 夏 (7~8月): ウニ(最盛期)、メロン、トウモロコシ、新じゃが、花咲ガニ、スルメイカ
- 秋 (9~10月): 秋鮭・いくら、サンマ、秋野菜(かぼちゃ、きたあかり等)、タラバガニ
- 冬 (11~3月): カニ(毛ガニ・タラバガニ)、牡蠣、ホタテ、タラ(白子=タチ)
このように考えると、ウニやメロンといった夏の味覚を最優先するなら「夏(7月・8月)」、カニや牡蠣、そして脂ののった新鮮な魚介類を幅広く味わいたいなら「冬(11月~2月)」、鮭の遡上と共に最高のいくらを堪能したいなら「秋(9月・10月)」が、それぞれおすすめの時期と言えるでしょう。
北海道の観光客は何月が多い?

北海道の観光客が最も多くなり混雑する時期(ハイシーズン)は、夏のピークである「8月」です。その次に多いのが「7月」となります。
主な理由としては、全国的な夏休みやお盆休みと時期が重なることに加え、北海道が国内有数の避暑地として最適であること、そしてラベンダー(7月)やひまわり(8月)など、夏を象徴する花々が見頃を迎えるためです。
この時期は、富良野や美瑛といった人気観光地は大変混雑し、主要な道路で渋滞が発生することもあります。当然ながら、ホテルや航空券の料金も年間で最も高騰する時期です。北海道庁の観光入込客数統計などを見ても、この2ヶ月間の突出した多さが分かります。
冬のピーク「2月」
夏以外にもう一つ、突出して混雑するピークが「2月」です。これは、世界的に有名な「さっぽろ雪まつり」が開催されるためです。この期間中は、札幌市内を中心としたホテルは満室となり、料金も夏のピーク時以上に高騰することがあります。
混雑を避けたい場合
もし、ゆっくりと観光したい、あるいは費用を抑えたいと考えるならば、この「7月・8月・2月」の3ヶ月間を避けて旅行を計画するのが賢明です。
北海道旅行の時期が安いのはいつか
北海道旅行の費用(ツアー代金や航空券、ホテル代)が最も安くなる時期、いわゆるオフシーズン(閑散期)は、一般的に「11月」と「4月(ゴールデンウィーク前)」です。
これらは、観光の目的となる要素が少なくなる「季節の変わり目」にあたるためです。
オフシーズンの特徴と注意点
- 11月 (秋→冬)
紅葉シーズンは終わり、本格的な雪景色(パウダースノー)にはまだ早い時期です。そのため景色を楽しむ観光には中途半端とされます。
ただし、グルメ面ではカニや牡蠣が旬を迎え始めるため、食事が目的であれば狙い目の時期とも言えます。 - 4月 (冬→春 / GW前)
雪解けが進みますが、まだ肌寒く、桜の開花にも早いです。前述の通り、場所によっては雪解け水で足元が悪い(ぬかるんでいる)場所も残っているため注意が必要です。
こちらも観光には不向きですが、その分費用は格安になります。
他にも、ゴールデンウィークが明けた直後の「5月中旬~下旬」や、夏休みが終わり紅葉シーズンが本格化する前の「9月下旬~10月上旬」、年末年始の休みが明けた「1月中旬~下旬(雪まつり前まで)」なども、比較的費用を抑えやすい狙い目の時期となりますよ。
北海道旅行のおすすめ時期と食べ物まとめ
北海道旅行のおすすめ時期と、旬の食べ物について、季節や目的別に詳しく解説しました。北海道旅行の計画は、まず「自分が何を一番食べたいか」を軸に時期を決めるのが、満足度を高める最大の秘訣です。
最後に、記事の要点をリストでまとめます。
- 北海道旅行の計画は「食べたいもの」を軸に時期を決めるのがおすすめ
- 5月は桜や芝桜が見頃で気候が安定し始める
- 5月の旬はアスパラガスや行者ニンニク、海明けの毛ガニ
- 6月は梅雨がなく最も爽やかなベストシーズン
- 6月は積丹や利尻でウニ漁が解禁される
- 7月はウニ(特にバフンウニ)とメロンが最盛期
- 7月は新じゃがも旬を迎える
- 8月はトウモロコシやスルメイカが旬
- 8月はひまわり畑が見頃となる
- 海鮮のベストシーズンは目的のネタによって異なる
- ウニ目当てなら夏(6月~8月)が必須
- カニや牡蠣など多くの魚介が旬の冬(11月~3月)も海鮮におすすめ
- ジンギスカンは通年美味しいが、春~夏の屋外で楽しむのが道民流
- 観光客が最も多いのは8月、次いで7月と2月(雪まつり)
- 旅行費用が最も安い時期は11月と4月(GW前)のオフシーズン
参考