北海道旅行&観光スポット【ii-hokkaido.com】運営者Yoyoです。
北海道旅行の計画で、移動手段どうしよう?って悩む人、本当に多いんですよね。
特に函館エリアを目指す場合、最速の飛行機でサクッと行くか、それとも新幹線でゆったり行くか、まさに「北海道まで行くには新幹線と飛行機はどっちがいい?」のか迷っちゃいますよね。
実は私も、家族との帰省や旅行のたびに、その時の季節や一緒に行くメンバーに合わせて使い分けてるんです。
冬の雪で欠航したらどうしよう…とか、子供の年齢、そして「今回の旅は速さ重視?それとも体験重視?」なんて感じで、選ぶべき正解はガラリと変わっちゃうんですよ。
ガイドブックには載っていない、地元目線のリアルな判断基準、こっそりお伝えしちゃいますね。
記事のポイント
- 東京から函館・札幌への移動にかかるリアルな時間と料金差
- 雪の影響や乗り換えの手間など、ガイドブックにはない注意点
- 子連れ旅行やビジネスなど、シチュエーション別の最適な選び方
- 新幹線の快適性や飛行機のスピードなど、それぞれの本当のメリット
北海道へは新幹線と飛行機どっち?函館と札幌で比較

北海道への移動手段を選ぶとき、まず最初に確認しておきたいのが「目的地がどこか」なんです。
実は、函館(道南エリア)に行くのか、それとも札幌(道央エリア)に行くのかによって、新幹線と飛行機のどっちを選ぶべきか、結論が大きく変わっちゃうんですよ。
ここでは、それぞれのルートの時間や料金、そして意外と知られていない乗り換えのリアルな事情について、私の経験も交えながら詳しく比較していきますね。
札幌まで新幹線で行ける?所要時間と延伸の現状
まず最初に、一番よく聞かれる「札幌まで新幹線で行けるの?」という疑問にお答えしますね。
結論から言っちゃうと、今のところ新幹線で東京から札幌まで直接行くことはできないんです。
現在の北海道新幹線の終点は、函館の隣にある「新函館北斗駅」までなんですよね。
そこから札幌へ向かうには、特急列車「北斗」に乗り換えて、さらに約3時間半も移動しなきゃいけません。
つまり、東京駅から新幹線に乗っても、札幌駅に着くころには朝から夕方になっちゃうような感覚ですね。
東京〜札幌の移動現実
東京から札幌まで陸路(新幹線+特急乗り継ぎ)で行くと、接続待ちの時間を含めて合計で約8時間以上かかっちゃいます。
これ、東京から飛行機でハワイに行けちゃうくらいの時間なんですよ。
なお、北海道内での特急の乗り継ぎや、電車移動の組み立て方をもう少し具体的にイメージしたい方は、北海道旅行の電車移動パーフェクトガイド!失敗しない計画の立て方も参考になります。
これに対して、飛行機なら羽田空港から新千歳空港までフライト時間は約1時間半。
空港からの移動を含めても、トータル4時間ほどで札幌中心部に着けちゃいます。
圧倒的に飛行機が早いですよね。
私も札幌へ行くときは、迷わず飛行機を選んでます。
ちなみに、現在、新函館北斗駅から札幌駅までの新幹線延伸工事が進められてますが、巨大な岩塊が見つかったりして難工事の影響で、当初予定されていた2030年度末の開業は延期になる見通しなんです。
早くても2030年代後半以降になると言われていて、「新幹線で札幌へ」という夢が叶うのは、もう少し先のお話になりそうですね。
(出典:JRTT 鉄道・運輸機構『北海道新幹線』)
東京と函館間の移動時間をドア・ツー・ドアで比較
次に、函館旅行の場合です。
ここ、本当に迷っちゃうポイントですよね。
単純な乗車・フライト時間だけじゃなく、自宅から駅・空港までのアクセス、そして現地に着いてからホテルまでの移動を含めた「ドア・ツー・ドア」で考えるのが失敗しないコツですよ。
| 移動手段 | 乗車・フライト時間 | ドア・ツー・ドア目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 飛行機 | 約1時間20分 | 約3時間半〜4時間 | 圧倒的に速い。 函館空港は市内(湯の川温泉など)にめっちゃ近くて、到着後すぐに観光できちゃう。 |
| 新幹線 | 約4時間 | 約5時間 | 時間はかかるが楽。 東京駅発だから、都内東側や埼玉方面からのアクセスが良いかも。現地での乗り換えは必須。 |
飛行機の最大の強みは、なんといっても函館空港の立地の良さ
空港から人気の温泉地「湯の川温泉」まではタクシーでわずか5分〜10分弱!函館駅へもシャトルバスで20分ほどで着いちゃうんですよ。
着陸して荷物を受け取ったら、もうそこは観光地!って感じです。
一方、新幹線は東京駅から新函館北斗駅まで最速「はやぶさ」で3時間57分。
でも、そこはまだゴールじゃないんです。
さらに「はこだてライナー」というローカル線への乗り換えが必要なので、トータルの移動時間は飛行機より1時間〜1時間半ほど多くかかっちゃいます。
ただ、東京駅や大宮駅に近いにお住まいの方なら、わざわざ羽田空港まで移動して保安検査を受ける時間をカットできるので、心理的な距離感はもう少し縮まるかもですね。
料金が安いのは?早割や直前予約の価格差を解説
「結局、どっちが安いの?」っていうのも気になりますよね。
これは予約するタイミング(リードタイム)によって勝負が決まっちゃいます。
もし、旅行の日程が2ヶ月以上前からバシッと決まってるなら、飛行機の「早期割引」が圧倒的にお得ですよ。
JALやANAの「早割75」とか、あるいはAIR DOなどの航空会社を利用すれば、片道1万円台前半でチケットが取れることも珍しくないんです。
これは新幹線の最安値よりかなり安いです。
安さの目安と勝者
- 75日前など超早期
飛行機の圧勝(12,000円〜15,000円程度) - 直前(1週間前〜当日)
新幹線が有利(定価約23,230円 ※通常期)
逆に、「急に来週行くことになった!」なんていう直前予約の場合は、新幹線がおすすめです。
飛行機の運賃は「ダイナミックプライシング(変動制)」なので、出発が近づいて席が埋まってくると一気に高くなっちゃって、片道3〜4万円になることも。
対して新幹線は定価が決まってるので、当日駅で買っても約23,000円です。
えきねっとの「トクだ値」が売り切れてても、定価以上になることはないので、直前の旅行なら新幹線の方がお財布に優しいことが多いですよ。
長時間移動は疲れる?座席の広さと快適性を検証
4時間の新幹線と、1時間半の飛行機。「どっちが疲れないか」は、時間の長さよりも身体的な自由度で選ぶといいかなと思います。
私は個人的に、「座ってる時間は長いけど、体は楽」なのが新幹線だと思ってるんです。
北海道新幹線(E5系・H5系)の座席は、普通車でも前後の間隔(シートピッチ)が1,040mmもあって、グリーン車並みに広々としてるんですよ。
足元もゆったりで、前の人がリクライニングを倒しても圧迫感がほとんどないんです。
好きなタイミングでトイレに立てますし、駅弁を広げてゆっくり食事をしたり、PC作業をしたりと、「動くリビング」みたいに過ごせちゃいます。
H5系車両に出会えたらラッキー!
ちなみに、北海道新幹線にはJR北海道が持ってる「H5系」という車両があるんです。
外帯がラベンダー色(紫色)で、内装の床には「雪の結晶」の模様があしらわれていて可愛いんですよ。
数は少ないですが、これに乗れたら北海道気分がさらに上がっちゃいます!
一方、飛行機は乗ってる時間は短いですが、どうしても拘束感があるんですよね。
狭い座席でじっとしてなきゃいけないし、ベルト着用サインが出ればトイレにも行けません。
離着陸時の気圧の変化で耳がキーンってなるのも、苦手な人にとっては大きなストレスですよね。
「短時間でサッと着きたい、我慢できる」なら飛行機、「のんびり自由に、体を伸ばして過ごしたい」なら新幹線、っていう選び方がおすすめです。
はこだてライナーへの乗り換えと混雑状況の注意点
新幹線を選ぶ方に、これだけは絶対に伝えておきたいのが「新函館北斗駅での乗り換え」についてなんです。
新幹線の終点「新函館北斗駅」って、実は函館市の中心部から18kmほど離れてるんですよね。
そこから函館駅へ行くには、「はこだてライナー」というアクセス列車に乗り換えないといけないんです。
ここが最大の注意点!
新幹線(10両編成・定員約730名)から降りたお客さんが、一斉に「はこだてライナー」(基本3両編成)に乗り込むんです。
まさに椅子取りゲーム状態になっちゃいます。
特にゴールデンウィークや夏休みなんかの繁忙期には、大きなスーツケースを持った旅行者でホームがごった返して、座れないこともよくあります。
約20分間、揺れる車内で立ったままっていうのは、長旅の最後にはちょっと辛いですよねぇ。
裏技として、もし接続が良いなら特急「北斗」(別途乗車券と特急料金が必要)を利用して、指定席で優雅に函館駅まで向かうのもアリですよ。
数百円〜千円程度の追加で「座れる保証」を買うのは、賢い選択かなって思います。
「新函館北斗駅→函館ライナー」前提での動き方(観光の回り方や時間配分、費用感)までまとめて把握したい方は、函館観光モデルコース2泊3日(車あり・車なし別/費用目安つき)も参考になります。
北海道旅行なら新幹線と飛行機どっちを選ぶ?状況別の正解

ここまで時間や料金を比較してきましたが、「誰と行くか」「いつ行くか」によってもベストな選択は変わるんですよね。
ここでは、私が実際に相談を受けた際にお答えしてる、シチュエーション別の「正解」をご紹介します。
ご自身の旅行スタイルに合わせて選んでみてくださいね。
冬の雪による欠航リスクに強いのは飛行機より鉄道
北海道の冬、特に12月〜2月にかけての旅行で一番怖いのが、猛吹雪による交通機関のマヒです。
もし今回の旅の目的が、親友の結婚式、大学受験、あるいは絶対に穴を空けられない重要な商談だとしたら…。
私は迷わず、「時間はかかっても新幹線」を選ぶことを強くおすすめします。
飛行機は「滑走路」が無事でも飛ばない?
新千歳空港の除雪能力は世界でもトップクラスと言われており、滑走路の雪はわずか十数分で綺麗に片付けられてしまいます。
しかし、それでも飛行機が欠航してしまう理由があるんです。
一番辛いのは、「空港に行くまで(あるいは搭乗口で待っている間まで)飛ぶかどうかが分からない」という精神的なストレスです。
もし欠航が決まると、振替便のカウンターには長蛇の列ができ、最悪の場合は空港で一夜を明かす…なんて事態も、冬の北海道では決して珍しい話ではありません。
新幹線は「止まらないこと」に特化している
その点、東北・北海道新幹線は、最初から「豪雪地帯を走ること」を前提に作られています。
線路上の雪を温水スプリンクラーで融かしたり、先頭車両についた雪かき(スノープラウ)で豪快に跳ね飛ばしたりと、ハード面での対策が万全です。
もちろん、安全確認のために速度を落として運転することはよくありますが、「完全に運休してしまう」という事態は、よほどの災害級の暴風雪でない限り稀です。
「数時間遅れても、確実に目的地に運んでくれる」。
この安心感をお金(と時間)で買うと考えれば、冬の新幹線利用は非常に賢いリスクヘッジだと言えます。
飛行機で行く場合の対策は?
それでも「やっぱり速い飛行機がいい!」という方も多いはず。
どうしても飛行機を使う場合は、欠航しやすい気象パターンや、リスクを下げる便の選び方を知っておくことが重要です。
詳しくは2月の北海道で飛行機が飛ばない?欠航率の真実と3つの回避対策の記事で解説していますので、予約前にぜひ一度チェックしてみてくださいね。
子連れ旅行はどっちが楽?泣く心配がない移動手段
小さなお子さん(特に0歳〜未就学児)連れのパパ・ママにとって、移動手段選びで一番大切なのは「時間」でも「料金」でもなく、「親の精神的な負担が少ないかどうか」ではないでしょうか?
「子供が泣き叫んだらどうしよう」「周りに迷惑をかけたら…」というプレッシャーは相当なものですよね。
私の実体験から断言しますが、未就学児連れなら新幹線の方が圧倒的に気が楽で、失敗が少ないです。
飛行機の「逃げ場がない」恐怖との決別
飛行機で一番辛いのは、離着陸時や乱気流の際に点灯する「シートベルト着用サイン」です。
この間は、どんなに子供が泣き叫んでも抱っこして歩き回ることができず、狭い座席でひたすら耐えるしかありません。
また、気圧の変化で耳が痛くなる「航空性中耳炎」で火がついたように泣き出す子も多く、親としては冷や汗が止まらない状況になりがちです。
新幹線が「神」と呼ばれる4つの理由
その点、新幹線は「移動する保育室」と言えるほど、パパ・ママを助けてくれる環境が整っています。
【ここが安心!子連れ新幹線のメリット】
- 最強の避難所「デッキ」
子供がぐずったら、客室を出てデッキへ。抱っこ紐でゆらゆらしたり、窓の外を見せたりして気分転換ができます。周りの目を気にしなくて良いだけで、親のストレスは激減します。 - 困った時の「多目的室」
11号車(H5系/E5系)には個室の多目的室があります。普段は施錠されていますが、授乳やオムツ替え、子供が泣き止まない時などに車掌さんに相談すれば使わせてもらえます(※身体の不自由な方が優先)。 - ベビーカーそのまま「特大荷物スペース」
最後部座席の後ろにある「特大荷物スペースつき座席」を予約すれば、ベビーカーを畳まずにドカッと置けます。寝ている子を起こさずに済みますよ。 - 気圧の変化がない
トンネルは多いですが、飛行機のような急激な気圧変化はないので、耳抜きができずに泣くリスクがゼロです。
「座席の広さ」と「料金」の賢い使い方
また、座席での過ごしやすさも段違いです。
飛行機の場合、3歳未満(航空会社による)は無料ですが、狭い座席で大人の膝の上にずっと抱っこし続けるのは体力勝負です。
一方、新幹線は「未就学児は自由席なら無料」かつ「空席があれば座らせてOK」というルールがあります(※指定席を利用する場合は、未就学児でも子供料金がかかります)。
繁忙期でなければ、自由席を利用して子供用の席を確保し、広々と過ごすのも一つの手です。
もし指定席を取る場合でも、新幹線の足元は非常に広いので、足元にレジャーシートを敷いて、靴を脱がせて遊ばせているご家庭もよく見かけます。
「移動そのものをピクニック気分で楽しむ」。
これができるのが新幹線の最大の魅力ですね。
ビジネス出張なら作業効率や電源環境で選ぶ
出張で函館へ向かうビジネスパーソンの場合、単なる移動時間としてではなく「その時間をどう仕事に活かしたいか」で選ぶのが賢い選択です。
アポイントの時間や、抱えているタスクの種類によって、最適な「オフィス」は変わってきます。
「スピード重視」の飛行機は、タスクが少ない時におすすめ
「とにかく朝一番で現地入りして商談がある」「前泊できない」というタイトなスケジュールの場合は、迷わず飛行機を選びましょう。
羽田を朝発てば、午前9時〜10時には函館市内のオフィスで打ち合わせを始めることが可能です。
ただし、飛行機は「作業場所」としては少々不向きです。
- 保安検査や搭乗、離着陸時の電子機器制限で、作業が細切れに中断される。
- エコノミークラスのテーブルは狭く、ノートPCを広げると窮屈(前の席が倒れてくるとさらに狭い)。
- 機内Wi-Fiは便利ですが、ビデオ会議などの重い通信は難しい。
そのため、「メールチェックや資料の最終確認くらいでOK」という、比較的余裕がある状態での利用がおすすめです。
「集中作業重視」なら、新幹線は最強のコワーキングスペース
一方で、「移動中にプレゼン資料をガッツリ仕上げたい」「溜まったメールを全部返信したい」という場合は、新幹線が圧倒的に優秀な「動くオフィス」になります。
東京〜新函館北斗間の約4時間は、誰にも邪魔されない黄金の集中タイムです。
【注意】トンネル対策だけは忘れずに!
ただし、北海道新幹線には注意点もあります。
それは「トンネルが多いこと」です。
青函トンネルを含め、携帯電話の電波は繋がるよう整備されていますが、フリーWi-Fiは接続と切断を繰り返して不安定になることがあります。
一人旅や学生におすすめの格安移動手段とLCC
「とにかく安く行きたい!」「体力には自信があるから、移動の快適さは二の次でOK!」
そんな学生さんやバックパッカー気質のあなたには、成田空港発着のLCC(格安航空会社)が最強の味方です。
Peach(ピーチ)やJetstar(ジェットスター)、Spring Japan(スプリング・ジャパン)などを上手に活用すれば、セール時期には片道4,000円〜5,000円(諸税込みでも1万円以下!)という、新幹線では絶対にありえない価格で北海道へ渡ることができちゃいます。
ただし、LCCには「安さの裏にある落とし穴」もいくつか存在します。
予約ボタンを押す前に、以下のポイントだけはしっかりチェックしておいてくださいね。
成田空港までの「見えないコスト」を計算に入れよう
LCCの多くは、都心から離れた「成田空港」発着です。
しかも、一番奥にある「第3ターミナル」を使うことがほとんど。
例えば、東京駅から片道1,300円の高速バスに乗ったり、京成線で移動したりする交通費と、片道1時間〜1時間半という移動時間が余分にかかります。
「チケットは安いけど、空港までの往復で結局高くついたし、疲れた…」なんてことにならないよう、トータルのコストと時間で比較しましょう。
冬の北海道旅行は「手荷物7kg」の壁が厳しい!
LCCの最安プランでは、機内持ち込み手荷物が「合計7kgまで」と厳しく制限されていることが一般的です。
【冬の落とし穴】
北海道の冬は厚着が必要です。
コート、ブーツ、セーター…とかさばる衣類を詰め込むと、あっという間に7kgを超えてしまいます。
空港のカウンターで重量オーバーを指摘されると、数千円の高額な追加料金(受託手荷物料金)をその場で支払うことになります。
これではせっかくの格安チケットが台無しですよね。
お土産を買って帰ることも考えて、最初から「受託手荷物つき(預け荷物あり)」のプランを選んでおくのが、結果的に安上がりで安心かもしれません。
新幹線の学割 vs LCC、どっちが安い?
よく「学生なら新幹線の学割がお得では?」と聞かれますが、実は新幹線の学割は「乗車券が2割引になるだけ」なんです。
特急券は割引されません。
計算すると、東京〜新函館北斗間は学割を使っても片道21,000円程度。
LCCのセール価格と比較すると、その差は歴然です。
リスクや手間を許容できるなら、LCCのコスパは圧倒的です。
「浮いた1〜2万円で、回らないお寿司を食べる!」「豪華な海鮮丼を大盛りで!」なんていう贅沢な使い方ができるのは、LCCを選んだ勇者だけの特権ですよ。
グランクラスで楽しむ食事と車窓の旅情体験
もし、今回の旅が「結婚記念日」や「定年退職の記念」、あるいは「一年頑張った自分へのご褒美」なら、移動手段としてではなく、一つの贅沢な体験として新幹線の「グランクラス」を選んでみてはいかがでしょうか。
新幹線の先頭車両、1両にわずか18席しか設けられていないこの特別な空間は、一歩足を踏み入れた瞬間から別世界です。
飛行機のプレミアムクラスも素敵ですが、あちらはフライト時間が短いため、食事を急いで済ませたり、サービスが慌ただしくなったりしがちですよね。
その点、新幹線のグランクラスなら、東京から新函館北斗までの約4時間という時間が、逆に「極上のくつろぎタイム」に変わるんです。
後ろを気にせず倒せる「バックシェル型シート」
まず感動するのが、人間工学に基づいて設計された本革張りのシートです。
最大の特徴は、座席が「バックシェル」という貝殻のようなカバーで覆われていること。
これにより、リクライニングを最大まで倒しても、後ろの方のスペースを一切圧迫しないんです。
「後ろの人に悪いかな…」なんて気を使う必要はゼロ。
スリッパに履き替えて、ブランケットにくるまり、ふかふかのシートに身を委ねれば、そこはもう自分だけのプライベート空間です。
飲み放題のアルコールと季節の軽食
グランクラス(飲料・軽食あり)のチケットには、専任アテンダントによる至れり尽くせりのサービスが含まれています。
【グランクラスのお楽しみ】
- 季節の軽食(リフレッシュメント)
沿線の食材を使った、見た目も美しいお弁当スタイル。 - 飲み放題のドリンク
ビールはもちろん、ワイン、日本酒、シードル(リンゴのお酒)などのアルコール類、コーヒーやハーブティーまでお代わり自由。 - お茶菓子・おつまみ
パウンドケーキやあられなど、お酒のアテにもお茶請けにもなる一品。
特にアルコール好きの方にはたまりませんよね。
車窓を流れる東北の田園風景や、冬の雪景色を眺めながら、明るいうちからグラスを傾ける…。
こんな贅沢ができるのは、鉄道旅ならではの特権です。
出発前には「ビューゴールドラウンジ」も
さらに、東京駅から乗車する場合、出発の90分前から「ビューゴールドラウンジ」を利用できるのも大きなメリットです(※当日、東京駅発のグランクラス乗車券を持っている場合)。
東京駅の喧騒から離れた静かな空間で、ソフトドリンクを飲みながら出発を待つことができます。
旅の始まりから「特別扱い」される優越感は、記念日旅行のテンションを一気に上げてくれますよ。
まさに「地上を走るファーストクラス」。
単なる移動手段として消化してしまうのはもったいない4時間を、一生の思い出に残る「体験」に変えてみませんか?
結論:北海道旅行は新幹線と飛行機どっちがおすすめ?
最後に、これまでのポイントをまとめて「あなたの正解」を導き出してみましょう。
- 飛行機がおすすめな人
「速さ」重視の人、目的地が札幌の人、2ヶ月以上前から予約できる人、函館空港から湯の川温泉へ直行してすぐに温泉に入りたい人。 - 新幹線がおすすめな人
「冬の確実性」重視の人、直前予約の人、子連れファミリー、ゆったりお酒や駅弁を楽しみたい人、移動中に集中して仕事をしたい人。
北海道行きは新幹線か飛行機のどっちにするか、決まりましたか?
どちらを選んでも、その先には素晴らしい北海道の四季折々の景色と、美味しいグルメが待っています。
ぜひ、ご自身の旅のスタイルや同行者に合った移動手段を選んで、快適で思い出に残る北海道旅行を楽しんでくださいね!
参考